プロバイオティクスとプレバイオティクス、どちらが優先?

便通改善をする為には腸内環境を整えることが大切!

そこで腸内環境や腸内フローラを整えるには2つの方法があります。

聞き慣れない専門用語になりますが、
プロバイオティクス」

プレバイオティクス」
という方法です。

プロバイオティクス

プロバイオティクス

プロバイオティクス」とは、有用菌をそのまま摂取して腸内の菌数を増やす考え方。
しかし腸内には定着しないので毎日摂り続ける必要があります。

プレバイオティクス

プレバイオティクス

プレバイオティクス」とは、もともと腸内に棲んでいる善玉菌のエサ(オリゴ糖や水溶性食物繊維)を摂取して菌数を増やす考え方。
しかし善玉菌の数が少なければその有効性が低い場合もあります。

便通改善や腸内環境を整えるにはどちらか優先?

お客様からよくこんなご相談がありました。

「乳酸菌やビフィズス菌のサプリメント」と「オリゴ糖」、どちらを優先したらいいですか?

お財布との相談もあり、どちらとも併用することが難しい選択とのことでした。

お客様の便秘の経歴や度合い(軽症なのか重度なのか)にもよりますが、慢性便秘やひどい便秘の場合は、プレバイオティクス、つまり善玉菌のエサであるオリゴ糖や水溶性食物繊維を送り込む対策に重要視、優先してください。

これをある程度の期間、例えば一ヶ月ほど対策してから、プロバイオティクス(乳酸菌やビフィズス菌をとる)の併用をおすすめしてます。

なぜ「プレバイオティクス」が優先なの?

「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」、どちらの方法も腸内フローラを整えるには必要なことであり、便通改善が目的なら、なおさら併用に越したことはありません。

しかしやり始める場合は、優先順位が必要ではないかと私は考えてます。

その訳は「プロバイオティクス(有用菌の摂取)」を活かすためにも、まずはそれをお迎えする環境作りが必要であるということです。

便秘ですと腸内環境は最悪になっていますから!

 

腸内フローラは幼少期までに完成されると言われています。

ある先生は3歳までと言われてますし、またある先生は10代ぐらいまでと言っておられます。
完成される次期は多少違えども、フローラ(お花畑)はその人独自の風景に完成され固定化することは確かなことです。

固定化とは、腸内細菌がその場所にずーっと縄張りを作って棲み続けることを意味します。

腸管の様子、腸内フローラ

腸内細菌は腸管の壁に張り付きながら生息し続けます。
数年で全ての壁が覆い尽くされると、新たに有用菌を送りこんでも壁に張り付くことが難しくよって定着しづらいのです!

 

例え話しで分かりやすく説明します。

土地が開発・整備され新しい街作りが始りました。(赤ちゃん)

全国から色々な人がこの街にやってきて家を建て棲みつきます。(離乳期~)

人と家はどんどん増え続けインフラも整って街が完成、「京都府かいべん市」となりました。(青年期)

街が成長するにつれ、この地域ならではの風習や生活文化が確立されて行きます。

 

これと同じようなことが腸内でも起きていて、この世に生まれた赤ちゃんは最初ビフィズス菌などによってキレイに整備され、やがて色々な細菌が口から腸内へ入り込み、多種多様の細菌が棲みつくことで一人ひとり違った固有の腸内フローラが数年で完成されていくのです。

同じ家にいても同じ食事をしている家族でさえ、一人ひとり腸内フローラは違います。だから同じモノを食べても、うんちの色・臭い・形は家族みなそれぞれ違うのです。

 

本題に戻ります。

「プロバイオティクス」とは、生きた乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を口から摂って腸内へ届ける方法でした。しかしこれらの善玉菌は定着することなく、数日後には肛門から排泄されてしまいます。

これを先ほどの例えで説明しますと、「京都府かいべん市」に観光客が来るようなもの。

2.3日ホテルに泊まってその街をぶらぶら観光して帰っていかれるのが、「プロバイオティクス」です。

観光客が来ることでこの街は栄え活性化、またここの住民は色々な人達から教わったり刺激を受けて成長していきます。

でも、もし「かいべん市」の人達が元気がなく街が暗かったら、道や公園がゴミだらけで汚れていたら、治安が悪かったらどうでしょう?

観光客に気持ちを込めた「おもてなし」ができますでしょうか?喜んでいただけますでしょうか?経済効果は見込まれるでしょうか?

まずは「かいべん市」の住民を元気に、街をきれいに、環境のよい活気のある街にしてお迎えしなければ、お客様に喜んでいただけませんしお金も出してくれませんよね!

 

これとまったく一緒なんです。

だから「プレバイオティクス」、まずは腸内に棲みついている定住菌にエサを与えて元気にしてあげることのが優先であり、ここをある程度整えてから善玉菌を摂取する「プロバイオティクス」の対策をとる方が効果的であり得策かと思われます。

便秘対策として、もしどちらか一つの方法だけを選ぶとなれば、オリゴ糖や水溶性食物繊維の摂取による「プレバイオティクス」をおすすめします。

そして「プロバイオティクス」は、ヨーグルトや納豆、漬物などの発酵食品でカバーするようにします。